GUIDANCE
internal
一般内科は、特定の臓器に限定されない幅広い症状や疾患に対応する診療科です。
食欲不振や元気消失など、どの診療科を受診すべきか判断が難しい場合に、総合的な観点から診断を行います。
犬や猫では下痢をしている、吐いている、咳をしているなどの症状も多いですね。
一般内科は、動物の健康状態を総合的に把握し、適切な治療方針を決定する重要な役割を担っています。
症状:体重が増えてきた、体重が減ってきた、たくさん水を飲む
犬や猫の内分泌系(ホルモン)に関する疾患の診断と治療を行います。
ホルモンバランスの乱れによる症状や代謝異常に対して、 専門知識と検査技術を駆使し、最適な治療法を提供します。
症状:咳が出る、疲れやすい、呼吸が苦しい
犬や猫の呼吸器系(肺や気道)に関わる疾患の診断と治療をします。
呼吸困難や咳、くしゃみなどの症状に対して診療を行い、犬や猫の呼吸器の健康をサポートします。
症状:よく吐く、下痢をする
膵炎は急な食欲不振や吐き気、下痢、腹部の痛みを症状とします。食物アレルギーには皮膚症状と消化器症状があり、嘔吐、下痢、排便回数の増加などが知られています。
アレルギーは体質による病気ですので、診断には数種類の異なるフードを2週間おきに変えていき、症状が改善するかどうかを確認していきます。
症状:尿の回数が多い、尿に血が混じっている、尿が臭う
膀胱炎は頻尿や血尿を特徴とします。尿石症は膀胱炎の原因になったり、腎臓や膀胱で形成された尿石が尿管や尿道に転がってしまい、急性腎不全の原因になることがあります。
病気の症状に合わせて抗生剤の治療やフードの変更、場合により手術を行います。
症状:かゆみ、毛が抜ける、ふけ、ベタつきがある
脂漏症はフケやベタつきを主な症状とする皮膚病です。シャンプーや保湿剤といったスキンケアを中心に治療を行う必要があります。
犬アトピー性皮膚炎は遺伝的素因を背景とした慢性の痒みを症状とする皮膚病です。痒みを抑える内服薬や塗り薬、シャンプーなどをスキンケアを併用してトータルで治療をしていきます。
僧帽弁閉鎖不全症は通常心臓内の血流は一方通行ですが、弁の閉鎖が不完全になることで逆流が生じます。心臓の状態を診断しステージにあった投薬を行う必要があります。
僧帽弁閉鎖不全症が進行すると、肺に水(血液)が貯留することで肺水腫が起こります。すぐに対応しないと命に関わる可能性が高い疾患です。
surgery
一般外科とは、腹部・消化器を中心に、外傷、膿瘍などの化膿性疾患、乳腺や肛門疾患などを対象とした外科学です。
獣医領域では去勢や避妊手術も含まれます。外科治療は大きな治療効果が期待できる反面、手術により生体を傷つけてしまうこと(侵襲 しんしゅう)が必ず伴います。
また動物において、手術を施すほとんどの場合で全身麻酔が必要となります。
犬の避妊手術、猫の避妊手術
将来の子宮蓄膿症や乳腺腫瘍を予防することができます。男の子では前立腺肥大を予防することができます。
避妊去勢手術を行ったわんちゃん・ねこちゃんのほとんどは少し体重が増えてきます。これはホルモンバランスの変化や子宮や精巣でのカロリー消費がなくなるためです。そのため、体重を増やさないような対策が必要になります。
症状:身体にしこり、痩せてきた、おなかが張ってきた
乳腺腫瘍は中高齢犬でよく見られる腫瘍です。悪性腫瘍の場合は、リンパ節や肺に転移することがあります。治療は外科的な切除を行います。
皮膚肥満細胞腫は犬の皮膚腫瘍では最も発生頻度が高い腫瘍です。治療は小さいものであれば外科切除と放射線療法が推奨されています。大型や多発しているものは抗がん剤療法を行っています。
症状:骨折や脱臼、外傷、先天異常、関節炎
骨折は折れた部位や骨の状態、開放骨折の有無により治療法や難易度は様々です。程度によって、外固定による安静のみで完治する場合、または手術が必要になるケースもあります。
関節炎は、関節表面の軟骨が変形、磨耗することで炎症が起こり痛みを生じます。先天性疾患は「動物が正常に歩けない」などの症状を診断し、治療・手術していきます。
health
動物は人よりも早いスピードで歳をとっていきます。また動物はよほどキツい状態にならない限り、痛みや辛さを表面に出しません。
日々の体調や動作の変化に気を配り、定期的に健康チェックを行うことが病気の早期発見、治癒につながります。
病気になってからではなく日頃からの健康診断を把握する「早期発見の大切さ」を心掛けましょう。
※検査時間として約30~1時間ほどかかりますので事前のご予約が必要となります。詳細はスタッフまでお尋ねください。
vaccine
予防:ノミ・ダニ予防、混合ワクチン、狂犬病
混合ワクチンには日本国内で流行している病気が多く含まれています。ワクチンを接種することで予防できる病気が多いため、当院では年1回のワクチン接種をおすすめしています。
狂犬病ウイルスはさまざまな動物に感染し、発症すると有効な治療法がなく致死率100%の恐ろしい病気です。狂犬病は現在、日本国内にはない病気とされています。
※墨田区に在住の方に限り、当院で登録手続きの代行ができます。
filariasis
フィラリア症は蚊が吸血する際に体内へ進入し心臓や肺動脈に寄生する寄生虫です。
近年ではねこちゃんにも感染することがわかっています。
わんちゃんに感染した場合と比べて重篤な症状を引き起こし、突然死の原因になることもあります。
毎月の食べるお薬やつけるお薬、年1回の注射のお薬で予防することが可能です。
※ノミも同時に退治できるスポットタイプ(体にたらすタイプ)もあります。
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